本屋さんに寄付する

for BOOKLOVERS
●ブックストアエイド
ブックストアエイドで書店に寄付する
「本屋さんを支えたい」というかたに。ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金で本屋さんに寄付して応援。
このプロジェクトは、2020年5月29日23:59に終了しました
※本記事は5/25にFOR ALL BOOKLOVERS公式noteアカウントに投稿した記事の再掲です
コロナ禍で厳しい全国の本屋・古本屋を救いたいと緊急事態宣言真っただ中の4月30日に始まった「ブックストアエイド(Bookstore AID)基金」。
本屋さんを支えたい。ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金
残り5日となる5月25日時点で3570万円もの支援が集まっており、数多くの本屋を愛する人々が賛同する話題のプロジェクトです(僕も支援しました)。
スタートして2週間以上経ち、多くのメディアでも紹介されています。どういうプロジェクトかについてはご存知のかたも多いかと思うので、ここでは以下の記事を紹介するにとどめておきます。
「Bookstore AID」の内部から考える、コロナ後の社会で守りたいものを“支援する”意味(花田菜々子)
ブックストア・エイド発起人たちが語る、本屋を守る意味 「メディアとしての書店の強みがある」
書店を支援「ブックストア・エイド基金」始動 川上弘美、柴田元幸ら賛同
一読して分かりにくい部分、どうしてそうなっているのか分からなかった部分があるために二の足を踏んでいる書店や支援者もいるかもしれません。そこで、ブックストア・エイド事務局に聞いてみました。
この記事がブックストア・エイド基金の助けになってくれればこれ以上嬉しいことはありません。
Q1.なぜ実店舗の有無で分けたのか?
サイトのQ&Aでは通販主体の店について言及されていますが、例えば、古書店では実店舗はなくとも大きな倉庫を借り、インターネットやデパートでの催事がメインの店もあります。これらについてはどうお考えでしょうか?
ブックストア・エイド事務局   どこかで線を引かないと、どこまでもOKということになってしまいます。店舗の有無というのは、誰が見てもはっきりするひとつの基準で、店舗を運営するには大小あれど相応の固定費がかかるといえるからです。
もちろん、催事メインで専業で、大きな倉庫を借りていて人も雇っていて、小さな店舗よりもぜんぜん固定費が大きい、といったケースもあるだろうとは思います。そういうところは苦しいでしょうし、できることなら力になりたいとも思います。
ですが、たとえば、そうした本屋と、本業は別にあってその傍らで一度だけ一箱古本市に出たことがあるという本屋の、両方から申込があったとして、その間にここからはOKでここからはNG、というようなジャッジをすることを私たちは望みません。そこに客観性の高い判断基準も定めようもないと考えます。
もし、実店舗のない書店を対象にクラウドファンディングを立ち上げてくださる方がいらっしゃるなら、個人的には支援したいと思います。
Q2.参加書店の思いについて
参加書店の思いについて分かるページや項目があると助かる方も多いと思うのですが、いかがでしょうか?
ブックストア・エイド事務局   アップデート記事 として、随時そうした記事を出していっていますので、よろしければご覧ください。また、ブックストア巡りという動画コンテンツもはじめています。 ただしあくまで任意参加としています。コンテンツを増やすほど、参加書店の実質的あるいは心的な負担も増えてしまいかねないところがあり、それは本意でないので、慎重に取り組んでいます。
Q3.目標金額の設定について
サイトの「目標金額の設定について」にある支援金額がなぜ100万円×55店=5500万円なのでしょうか?
(あくまで例とは思いますがすべての店を救いたいと書かれていたのでどういった意図なのかと思いお尋ねしています)
ブックストア・エイド事務局   スタート当初55店であり、クラウドファンディングというのはその時点で一度金額を設定する必要があるからです。
実際に集めたい金額は参加書店が増えるたびに増えています。 Q3.目標金額の設定について
分配の方法が分かりにくいのですが図などで分かりやすくはしないのですか?
(イラストは描けませんが元となる図は作れると思うとご提案しました)
ブックストア・エイド事務局   よろしければぜひお願いします。
ということで、描いた図がこれになります。正直、かなり下手だと思うのですが、分配方法理解の一助になれば幸いです(文・本屋ライター/BOOKSHOP LOVER 和氣正幸)
●クラウドファンディング
クラウドファンディングで書店に寄付する
「資金を必要としている書店に、インターネットを通じて直接支援したい」というかたに。クラウドファンディングで本屋さんに寄付して応援。
※本記事は5/25にFOR ALL BOOKLOVERS公式noteアカウントに投稿した記事の再掲です
資金調達の方法の一つとして定着しつつあるクラウドファンディング。インターネットを通じて不特定多数の人に支援を呼び掛けて投資してもらうというもので、少額から参加できるのが特徴です。事業者にとっても利用者にとっても、ただの販売⇔消費という関係性ではないあらたな関係を築けるところから、特に個人や少数メンバーによるプロジェクトが利用しています。
【事業者にとってのメリット】
・新製品開発や新店舗を開店するときに、発売前・オープン前から関わってもらうことで利用者と共犯者的な関係を築ける
・どれだけの人が興味があるのか事前に知ることができる
【利用者にとってのメリット】
・発売前・開店前の様子を知ることができる
・支援に対するリターンをもらうことができる
そのほか詳しいクラウドファンディングのメリットや方法についてはこちらをご覧ください。
クラウドファンディングとは?資金調達のためのメリット・デメリットを解説| ビジドラ~起業家の経営をサポート~
コロナ禍で普段通りの営業が難しい中、資金的にも大変な状況にある本の世界の関係者は多いと思います。それに対して支援したい・応援したいという方も多いはず。また、事業継続のためにあらゆる手段を講じたいと考える店主の皆様も多いはずと考え、参考になりそうな現在進行中の本屋・書店のクラウドファンディングをまとめてみました。
(nodaさんのnote「「本屋・書店」のクラウドファンディングで見つけた現在進行の8つの物語と、心動かされる71の物語)」を参考にしています
1.本屋全体への支援
支援名:本屋さんを支えたい。ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金
目標金額:60,000,000 円
期日:5月29日
URL:https://motion-gallery.net/projects/bookstoreaid
2.個別店舗への支援
店名:SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)
店舗の場所:東京都・奥渋谷ほか
支援名:本と本屋の未来の扉を開きたい!SPBSのサポートをお願いします
目標金額:5,000,000 円
期日:6月29日
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/267487
店名:ヒグラシ文庫
店舗の場所:神奈川県・鎌倉
支援名:鎌倉の梯子酒文化を守りたい!ヒグラシ文庫の活動を支えて下さい
目標金額:5,000,000 円
期日:5月29日
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/258580
店名:本屋B&B
店舗の場所:東京都・下北沢
支援名:下北沢『本屋B&B』を #応援させて! なんとかコロナ禍を乗り越えて欲しい!
目標金額:2,000,000 円
期日:5月29日
URL:https://motion-gallery.net/projects/ouensasete-bandb
店名:出町座
店舗の場所:京都府・出町桝形商店街
支援名:出町座未来券 今はお誘いできない出町座から、ご自宅にいるみなさまへのお届け物
目標金額:2,000,000 円
期日:6月8日
URL:https://motion-gallery.net/projects/demachiza2020/updates/28540
3.開店の支援
店名:島の図書室
店舗の場所:長崎県・壱岐島
支援名:書店でも図書館でもない。壱岐島に新しい形の「島の図書室」を。
目標金額:2,000,000 円
期日:6月29日午後11時
URL:https://readyfor.jp/projects/shima-no-tosyoshitsu
店名:古書「サタデーブックス」
店舗の場所:埼玉県:西所沢
支援名:“西埼玉暮らし”の編集拠点・古書「サタデーブックス」を立ち上げたい!
目標金額:800,000 円
期日:5月29日午後11時
URL:https://motion-gallery.net/projects/saturday_books
4.出版関連の支援
支援名:今だからこそ、個人的な強い想いを編み込んだ手作業の雑誌を届けたい。本気で雑誌を刷りたい人が集える印刷工房をつくりたい!
目標金額:1,200,000 円
期日:6月15日
URL:https://motion-gallery.net/projects/neutral-colors
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